2009年度秋季企画展「朝鮮の住まいと調度-木工家具にみる美意識」2009年10月3日(土)~12月23日(水・祝)
黒柿貼二層チャン 19世紀
開催にあたって
儒教精神や道家思想が脈打つ朝鮮時代、人々の住まいは身分や性別によって厳格に区分されていました。そこに用いられた家具などの木工品にも、陶磁器や絵画といった他の美術工芸品と同様、時代が反映されています。男性主人の書斎と応接室を兼ねる「サランバン(舎廊房)」の調度品には、学識層の美意識として息づいていた清貧簡素を体現する素朴なものが尊ばれました。一方、女性の起居する部屋「アンパン(内房)」では、家人の長寿や繁栄を螺鈿や華角装飾で表現した絢爛豪華な家具が好まれるなど、男女の趣向が対照的に表れています。
適材を適所にあて実用に即した造形に、所有者の美意識が垣間見られる家具調度を通して、人々の暮らしをご紹介します。
開館情報
>■会 期 | 2009年10月3日(土)~12月23日(水・祝) |
■開館時間 | 午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで |
■休館日 | 月曜日、10/13(火)、11/24(火) ※10/12(月・祝)、11/23(月・祝)は開館。 |
■入館料 |
一般500円、大高生400円、中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。 |
■主な出展品 |
・黒柿貼二層チャン ・華角三層チャン ・黄銅装ハム ・竹貼二層ノン ・小盤 ・冊架図六曲屏風※10/3~11/12 ・耕織図八曲屏風※11/13~12/23 ・白磁壺 など約100点 |
■関連イベント |
《その1》「チマ・チョゴリ試着体験―展示解説と撮影会」 《その2》「韓国茶道実演―お点前と伝統茶で一服」いずれも事前申込制 |
関連イベント「朝鮮の伝統文化にふれる」
【企画その1】朝鮮女性の伝統衣装にふれる「チマ・チョゴリ試着体験―展示解説と撮影会」
【企画その2】朝鮮の茶道文化にふれる