多鈕雷光文鏡 (たちゅうらいこうもんきょう) 青銅器時代初期
다뉴 뢰광문 경
Mirror with Lighting Design and Knobs
Early Blonze age
D 9.1㎝
この鏡は多鈕鏡の祖形に属し、鏡背には雷光のように双線が盛り上がり、遼寧青銅器文化との関りを示すものである。雷光文は星形文などがあらわされた粗文へと移行し、その後は精緻な細文へと変 ・・・
鉄砂帆船魚文壺(てっしゃはんせんぎょもんこ)朝鮮時代19~20世紀
鉄砂帆船魚文壺 (てっしゃはんせんぎょもんこ) 朝鮮時代 19~20世紀
H 34.0㎝
粗く際立ったろくろ目。器体は大きくゆがみ、底部も水平でないため、不安定である。そして、そこに魚を得ようと船を漕ぎ出す人物の姿が見え、裏面には大魚が追手から逃れるように描かれている。天真爛漫に鉄の顔料で描かれた帆船と魚は自然かつ健康的で、朗らかさと滑稽さが相まった魅力ある作風であり、朝鮮民衆美術の極致 ・・・
青磁象嵌牡丹文扁壺(せいじぞうがんぼたんもんへんこ)高麗時代13世紀
青磁象嵌牡丹文扁壺 せいじぞうがんぼたんもんへんこ 高麗時代 13世紀
H 28.0㎝
裾や肩は蓮華文帯で装飾し、全体に細かな雲鶴をちりばめて、扁平となった中央部分の花弁の窓には立ち上がる牡丹の花を白黒の象嵌で表現している。高麗時代は青磁が隆盛を極め、陰刻技法を経て、象嵌技法が編み出された。印花(スタンプ)による文様表現はのちの粉青沙器にも継承されている。青磁は新羅土器を焼く土壌の上に中 ・・・
白磁壺 (はくじこ) 朝鮮時代17世紀後半
白磁壺 はくじこ 朝鮮時代 17世紀後半
H 28.5㎝
白磁は15世紀後半に設置された京畿道広州官窯の出現により、その生産を勢いづけ、王室の御器(ぎょき)として上質の白磁が焼成されるようになる。しかし、16~17世紀には度重なる戦禍に見舞われ、陶磁生産は大きく停滞する。その後、18~19世紀には再び白磁の需要が高まりをみせ、生産量の多い時期を迎える。
この白磁壺は器形が安定し、器 ・・・