2004年春季企画展「朝鮮の歳時」2004年4月2日(金)~6月27日(日)
廟堂図
開催にあたって
古来より、自然と共に営みを育んできた朝鮮の人々は季節に応じて様々な行事を執り行ってきました。そのような行事は陰暦に基づき、家族・家系単位で行われるものと、村社会などの生活共同体単位で行われるものとに分けることができます。 朝鮮時代の儒教思想の下では、正月元旦に父母や兄弟、祖父母などの年長者に対して新年の挨拶である「歳拝 」を行いました。この習わしは現在でも元旦に行われています。また、祖先の霊に対しても酒を献じ、供物をそなえて「茶礼 」という祭祀を行い、一年の始まりを厳粛に迎えました。このたびの展覧会では朝鮮の歳時風俗に視点をあて、歳時に使用された「祭器」や山の神を描いた「山神図」、農家の一年の営みを描いた「風俗図屏風」など、所蔵品の中から50点余りを展示し、それらのものを通して朝鮮の歳時の数々を紹介いたします。開館情報
■会 期 | 2004年4月2日(金)~6月27日(日) |
■開館時間 | 午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで |
■休館日 | 毎週月曜日、但し祝日と重なる場合は翌日休館。 |
■入館料 |
一般500(400)円、大高生400(320)円、小中生300(240)円
( )内は20名以上でご来館の団体割引料金です。 |
■出展数 | 館蔵品のなかから約50点 |
主な出品紹介
※本符籍は版木と共に春季企画展に出品いたします
風俗図八曲屏風(朝鮮時代 19世紀) |
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白磁祭器(朝鮮時代 18世紀) |
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山神図(朝鮮時代 1887年) |
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