しかしその個性は白磁へと受け継がれ、朝鮮王朝のおよそ500年にわたり、一貫した特徴を保ちながら発展し続けました。特に17世紀以降の白磁は、あまりに素朴で自然体であるゆえに一時は評価されませんでしたが、まるく大きな「満月壺」など、後期の白磁に対する最近の人気には目を見張るものがあります。
当館コレクションの生みの親である鄭詔文(1918~1989)は焼物が好きで、これらを眺めては陶工を想い、古里を偲びました。そのなつかしさはきっと、朝鮮陶磁と触れ合う人の心にも届くことでしょう。ぜひ、あなただけの朝鮮陶磁を見つけにきてください
■会 期 |
2011年11月12日(土)~12月24日(土) 2012年1月7日(土)~1月29日(日) |
■開館時間 |
午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで |
■休館日 | 月曜日、2011年12月25日(日)~2012年1月6日(金) |
■入館料 |
一般500円、大高生400円、中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。 |
■主な出展品 |
・青磁象嵌牡丹文扁壺(13世紀後半) ・粉青掻落蓮華文扁壺(15世紀) ・辰砂葡萄文壺(18世紀) ・青花花蝶文瓶(19世紀) ・鉄砂帆船魚文壺(20世紀初頭) ・白磁壺(17世紀後半 コレクション第1号) など約70点 |
■関連イベント | ワークショップ「やきもの絵付け体験」、来館者プレゼント『李朝染付』 |
●ワークショップ●
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日 時:11月20日(日)、11月27日(日) 10:00~12:00、14:00~16:00の両日2回 講 師:村田森先生(むらたしん/陶芸家) 参加費:3,500円(入館料含む) 定 員:各回15名 申込方法:事前予約制。TEL(075)494-2238
備 考:汚れてもよい服装でお越しください。 |
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開館3周年記念図録(1991年刊) 館蔵の青花白磁32点を掲載。 通常価格1,000円 カラ―50ページ 27.0×22.5(㎝) |