1993年 高麗美術館研究講座 「朝鮮通信使」②
高麗美術館開館5周年記念企画として、「朝鮮通信使」をテーマに12回の連続講座を開催します。
朝鮮と日本の交流の全体像に迫る試みとしたく考えております。


 講座名称   第34回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「屏風・絵馬にみる朝鮮通信使」
 講  師   辛 基 秀 先生 (青丘文化ホール代表)
 日  時  1993年8月26日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  朝鮮通信使の来日を記念して、幕府のお抱え絵師や各地の町絵師は、通信使を水路・陸  路でさまざまに活写し、モニュメンタルな屏風に仕立てた。民衆も強烈な文化的刺激をうけ、絵 馬に描きこみ神社や寺に奉納した。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第35回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「朝鮮国王に贈られた日本の屏風絵」
 講  師   武田 恒夫 先生 (大手前女子大学教授)
 日  時  1993年9月25日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  江戸幕府は、朝鮮通信使来日の都度、20双の屏風絵を託している。それらは奥絵師や表  絵師を動員して準備させたもので、日本の故事や歳時をテーマとするやまと絵屏風であった。 現在ソウルの昌徳宮に所在する遺品や日本国内に所在する模写本について述べる。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第36回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「通信使がもたらした李朝絵画について」
 講  師   吉田 宏志 先生 (大和文華館学芸部長)
 日  時  1993年10月23日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  通信使に随って来日した画員13名はいずれも当時を代表する画家達である。彼等が日本  に遺した作品はどのようなもので、そしてそれらは江戸時代絵画にいかなる影響をおよぼした のであろうか。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第37回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「朝鮮通信使の墨跡について」
 講  師   李 元 植 先生 (近畿大学文芸学部教授)
 日  時  1993年11月27日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  朝鮮通信使が訪日するたびに、日本の儒者文人たちと接触しながら、筆談、詩文贈答、そし て、書画の揮毫に歓をつくしたのである。日本に現存する朝鮮使節の遺墨を中心に、その交  歓の実態をさぐることにする。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第38回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「朝鮮通信使と下蒲刈島での接待」
 講  師   柴村 敬次郎 先生 (広島県下蒲刈町文化財保護委員長)
 日  時  1993年12月18日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  瀬戸内海にうかぶ周囲16㎞の小島。江戸時代、通信使の寄港地として脚光をあびた。一行 に、「安芸蒲刈御馳走一番」といわしめた、その接待のようす、料理等について考えてみたい。

 ※講師肩書は開催当時のものです。