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戦前日本の画家たちは朝鮮、朝鮮人を描いた作品を数多く残したが、その中には日本に住む朝鮮人女性を描いた絵画もある。秋野不矩、梶原緋佐子、片岡球子など有名な女性画家も在日女性の姿を描いた。それらの作品には、人間としての共感がこめられているのではないだろうか。また、朝鮮人労働者をかたどった彫刻や故郷との往来の様子を描いた絵画からは、当時の在日朝鮮人の生活を感じることができる。これらの作品を観ながら、美術を通して日本と朝鮮との歴史的関係を考える。