講座名称 | 第122回 高麗美術館研究講座 ※終了しました |
タイトル | 有光教一先生と高麗美術館・鄭詔文氏、朝鮮への想い |
講 師 | 上田 正昭先生(高麗美術館館長・京都大学名誉教授) |
日 時 | 2012年5月26日(土)/午後1時~2時30分 |
内 容 | 高麗美術館開館研究所所長であった有光教一先生は、朝鮮の文化財を日本に持ち去ることが珍しくなかった日本統治時代に、「現地で保存してこそ価値がある」という信念を貫きとおしました。一方、高麗美術館創設者の鄭詔文氏は、日本の中に散在していた朝鮮の美術工芸品を、血と汗のにじむ努力で蒐集しました。お互いにそのこころざしに共鳴するところがあったのではないでしょうか。この講座では、有光教一先生と鄭詔文氏との、高麗美術館を通じての交流、朝鮮への想いについてお話ししたいと思います。 |
講座名称 | 第123回 高麗美術館研究講座 ※終了しました |
タイトル | 朝鮮古蹟研究會と有光教一先生 |
講 師 | 藤井 和夫先生(韓国 中部考古学研究所 客員研究員) |
日 時 | 2012年8月25日(土)/午後1時~2時30分 |
内 容 | 一九三一年(昭和六年)、京都帝国大学文学部史学科卒業を卒業した有光教一先生は、同年九月に、発足早々の朝鮮古蹟硏究會最初の助手として採用されました。それとともに朝鮮總督府より「古蹟調査事務を嘱託す」という辞令も受け、朝鮮考古研究の第一歩を踏み出され、日本敗戦時には朝鮮総督府博物館主任を勤めておられました。有光先生の朝鮮古蹟調査を通して、朝鮮古蹟研究会の活動と未だに残される問題について概観してみましょう。 |
講座名称 | 第124回 高麗美術館研究講座 ※終了しました |
タイトル | 朝鮮総督府博物館から国立博物館へ-有光教一先生の果たした役割 |
講 師 | 吉井 秀夫先生(京都大学大学院准教授) |
日 時 | 2012年11月24日(土)/午後1時~2時30分 |
内 容 | 藤田亮策の後任として朝鮮総督府博物館主任となった有光教一先生は、戦時中の緊迫した状況の中で博物館所蔵品を守り、戦後(解放後)は、朝鮮人に博物館を継承するために尽力されました。本講演では、朝鮮総督府博物館および関連する博物館・研究会の動向を概観すると共に、現在の大韓民国国立博物館の成立過程において有光先生が果たした役割についてお話したいと思います。 |
講座名称 | 第125回 高麗美術館研究講座※終了しました |
タイトル | 朝鮮考古学を受け継ぐ-有光教一先生が遺したもの |
講 師 | 西谷 正(九州歴史資料館館長・九州大学名誉教授) |
日 時 | 2013年2月23日(土)/午後1時~2時30分 |
会 場 |
佛教大学四条センター 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階 ℡:075-231-8004 |
受講料 | 一般:1,000円 高麗美術館会員はご招待 事前申込は不要です |
内 容 | 先生は、櫛目文土器や磨製石剣の研究に見られるように、基礎資料の集成と分類・分析という考古学の最も基礎的な作業の重要性を、身をもって示されています。そして、慶州の新羅古墳や、高句麗・百済古墳を発掘されました。その間に先生が示された報告書作成・調査技術のノウハウは、戦後の韓国考古学の発展に大きく寄与されました。さらに、高松塚古墳の発見時に見られたように、日本の古代文化の解明にも大きく貢献されました。 |
2012年度 高麗美術館研究講座 年間スケジュール
5月26日(土)/午後1時~2時30分 |
有光教一先生と高麗美術館・鄭詔文氏、朝鮮への想い 上田 正昭 先生(高麗美術館館長・京都大学名誉教授) |
8月25日(土)/午後1時~2時30分 |
朝鮮古蹟研究会と有光教一先生 藤井 和夫 先生(韓国・中部考古学研究所 客員教授) |
11月24(土)/午後1時~2時30分 |
朝鮮総督府博物館から国立博物館へ-有光教一先生の果たした役割 吉井 秀夫 先生(京都大学大学院准教授) |
2013年2月23日(土)/午後1時~2時30分 |
朝鮮考古学を受け継ぐ-有光教一先生が遺したもの 西谷 正 (九州歴史資料館館長・九州大学名誉教授) |