「上田正昭と高麗美術館」開催のご案内
 
 
昨年3月13日に急逝されました高麗美術館第二代館長、上田正昭先生の提唱された、国を超えた民衆交流の実践と東アジアへの歴史視点は、高麗美術館の基本理念である『民際』へと受け継がれています。
1969年「日本のなかの朝鮮文化」創刊当時より、上田正昭先生が高麗美術館創設者の鄭詔文や作家・金達寿、司馬遼太郎とともに日本各地へ残した足跡はゆうに三十を超えます。こうした日本各地にある渡来人の痕跡を発掘する作業は、古代朝鮮半島と日本の交わりを地方の視点から見直すという歴史の新たな視座を開きました。
今回、上田正昭先生所蔵の『広開土王碑拓本』を展示し、雨森芳洲をはじめとした朝鮮通信使資料を公開することで上田史学の幅広い視野を紹介いたします。

●開催期間/2017年4月3日(月)~7月17日(月・祝)
●開館時間/午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
●休館日/水曜日(ただし5月3日は開館)※2017年4月より定休日が変更になります
●入館料/一般500円 大高生400円 中学生以下は無料  ※20人以上の団体と65歳以上の方は2割引 ※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名様無料